ナミプロ本インタビュー記事抜粋掲載、第三回目は相笠萌さんです。
インタビューは、さらりと危険な発言を繰り返す相笠さんに終始ヒヤヒヤでありました。
例によって、ネタバレ・大人の事情に関わる箇所は伏字となっております。
ご了承くださいませ。
【相笠萌 出演経緯】
ナミプロ(以下N) まずは皆さんにお伺いしてることを。なぜナミプロ【漂白剤】へのご出演を決めていただいたのかな、と。こんな得体の知れない企画に(笑)。
「えっとー。台本を読んだらやろうって思ったからです」
N 嬉しい!すげーうれしい。
「え、なんか、一人芝居って聞いたから、お客さんも呼べないし、もう、ちょっと、どうしようって思ってたんですけど、なんか、やりたいけど、すごい迷ったんですけど、台本がすごい好きな感じだったのと、こんなお話を貰えることはもうないかもと思ったので。まぁ、最初で最後かもしれないってくらい、無い事かもしれないからやってしまおうと思いました。」
N たしかに一人芝居をやる機会って、そんなに役者人生の中で多いことでもないと思うし、集客の面でも怖いと思うけど。出演交渉の前に、加藤凛太郎さんにリミラグ(※RINCO【リミット・オブ・タイムラグ】)のご縁もあって、根回しってわけじゃないけどコンタクトを取っていただいて。で、ボクラ団義さんの【遠慮ガチナ殺人鬼】の稽古場の休憩中に、ていうか休憩時間になった瞬間に速攻声掛けて台本渡すという。
「(笑)」
N 『騙されたと思って読んでみてもらっていいかな⁉まず読んでみて!』て半ば強引に(笑)。でも、そこからの出演決定までのスピードが本当に早かったので、とてもありがたかったし嬉しかったです。
N 今回、完全にダメ元で出演のお願いをしたんですけど。萌ちゃんとお話する機会もそんなになくて。いくら同じ現場にいてもそんなに飲みに行くこともないし、稽古場でベラベラ喋らないし(笑)。でも私はずっとリミラグの時から実は萌ちゃんが気になってて。凛太郎さんどこから連れてきた?やるじゃんと思っていて(笑)。音響が稽古場に入るのってだいたい最終稽古の詰めの、劇場入り一週間前くらいのタイミングなんだけど。佳境の時で。ちょうど稽古で時間がどうたら言ってる時だったんだけど、萌ちゃんが影のタイムキーパーって言われていて。『まだ若いのに、この座組で彼女はこういうポジションなんだ。しっかりしてるなー』って思いながら稽古を見ていて。で、本番期間中、プロデューサーである凛太郎さんから直接聞いたんだけど、本番でちょっとしたミスがあって、プロ意識が高いあまりに泣いてしまった役者さんがいて、って。それが萌ちゃんで。言われてみればちょっとだけ出トチった?みたいな感じではあったけど。
「違うんですよ、それ私にとっては、舞台裏では大事故だったんです。裏の椅子で普通に座って出番を待ってて。多分ぼーっとしてたんだと思うんですけど、あれもしかしてここ出番じゃない?ってなって。裏ですごい走って、しれっと出ました(笑)。やばかったです。」
N でも全然1、2秒くらいの遅れじゃない?まあ確かにその1、2秒が命取りの芝居ではあったけど。
「たしか、だから、出てからいつも以上にセリフを早めに言いました。巻いて(笑)。」
N でも全然違和感なかったから大丈夫(笑)。そんなことがいくつかあって、萌ちゃんの存在は気になっていて。その時既に私は【漂白剤】をやることは決まっていて、まさにキャスティングをしている最中だったから、萌ちゃんいいなって。で、年末にそろそろ色々決めないと間に合わないぞっていうタイミングで、凛太郎さんに相談して。ちょうど会う機会があるとかで、聞いておきますよ言ってくださって。年明けにボクラ団義の稽古があったから、そこでお話ができるとは思ってたけど、いきなり音響がプロデュース公演やるから私の企画に出てみないとかって言われてもびっくりするかなと思って。
「でも私全然そんな風にならないですよ。全然。そういうのがあるんだーって思う。」
N あら素敵。もう絶対に断られたら嫌だなと思ってたから、すごい慎重に動いてみたんだけど(笑)。本当に出演していただけることになって良かったです。ビジュアルの撮影とかナミプロの撮影もトップバッターが萌ちゃんだったのがすごい良かったと思ってて。萌ちゃんのおかげで向かうところのベクトルがはっきりしたから。スタッフのギアがグッて入った感じがすごくしたし。ああいう撮影みたいなことはたくさんやっているの?
【現代っ子の遊び方】
「あんまり実はやったことがなくて。ただ友達と遊びで写真を撮ったり」
N 友達と遊びで写真を撮るとかって、昭和の人間には発想がない(笑)。
「でも会ったことない人です」
N …は?
「なんかツイッターで写真撮ってくださいってDMして。一日中写真撮って終わってさよなら、みたいな(笑)。」
N イマドキの遊び方だ…。え、 それ遊びになるの?仕事じゃないの?相手もプロなんでしょ?
「無償でやってるから。」
N あーなるほど。金銭発生しないから。遊びもクリエイティブだ。
「だって一石二鳥だし。暇で遊べる上に、ポーズとかも、撮られる勉強になるし。」
N 現代っ子すごいな。インスタもいろいろ教えてもらわないと(笑)。
N ナミプロ本の撮影で思い出に残ってることはありますか?
「ワインを本当に飲んだこと(笑)。」
N 初赤ワインを(笑)。お風呂で赤ワイン飲ますなんて、なんかだんだん悪いことしてる大人の気持ちになったわ(笑)。風呂場であられもない姿でいきなりワインを飲ませるって、なんだろなー、私ダメな大人になったなーって思った(笑)
「でも楽しかったです。赤ワインで酔っ払ったかもって、なんかいい感じになりました(笑)」
N じゃあ次、稽古に向けて。なんかこれはやっとこうみたいな何かありますか?
「私はよくお風呂で本を読むので、今回はそれがより役に立つと思いました(笑)あとお風呂で****(※すみません伏せます!)******て思ってます。
【伏字だらけですみません】
N なんか、正直でいてほしい出来る限り。いろんなことあると思うけど。ブログとか昔のを遡ってちょろっと読ませてもらって、信じられる大人がいないんだなと思ったの。
「みんな意外にブログとか読むんですね関係者(笑)。見ないでマジで(笑)。じゃなんで書いてんだよってなるけど(笑)。」
N 関係者は意外と読みます、そういうの(笑)。で、思ったのが、《信じられる大人がいなかったんだな》って。だから私は、萌ちゃんに信頼してもらえる大人になろうって。
「や、***のこと言ってるんですけどね」
N え、これ書いていいの?
「(笑)大丈夫です」
N やっぱりその、**************から、そういう現象が起きるんじゃない?根本的には。
「普通に*******が、私達の事を*****な感じで見てるからじゃないですか。何かこういうお芝居の世界で出会う大人の人達の方がすごいアドバイスをくれる人が多いけど。なんかそういう感じじゃなかったから。」
N *****な扱いをされた印象を受けた、ってことだよね?
「私は、ね」
N 《印象を受けた》、ね。その、実際*****に扱われたわけではないから、ね。(必死に確認。ここも伏字にするわけにはいかないので、必死)
「まあ、あんまりね、自分が子供だったから。十代で。そう見えたのかもしれないけど…。ちょっと、もう、*******ですよね。」
N あーそうなんだ。そんなにか。
「なんかちょっと、はい。」
N とってもいいですね、さっぱりしてて。
「でも、さっぱりしてるとこもあるけど、死ぬほどネチネチしてるとこもありますよ」
N 例えばどういう?
「**」
N へー。
「**は意外とネチネチしてます。」
N …これ書けないじゃん。
「なんか*********」
N 超面白いけど、これも書けないわー。
ナミプロ本では伏字部分はどうなっているのでしょうか!
まだまだたくさんお話し聞いております。
発売まで、あと少し!乞うご期待!!